京都市河原町 より、iPhone12水没復旧のご依頼
2024/08/24
京都市河原町 より、iPhone12水没復旧のご依頼
先日、iPhone12のカメラレンズが曇ってしまったとの事で修理のご依頼を頂きました。
写真の様にカメラレンズ内部が真っ白に曇ってしまい、写真撮影が一切不可能な状態でした。
しかし、実はこれは電源が点いている事自体非常に危険な危機的な状態です。
というのも、水滴がカメラレンズ内についている訳ですから、このiPhoneは水没しています。
すぐに電源を落とし、分解したうえで内部の隅々まで水分除去と内部清掃を実施しました。その後数時間分解した状態のまま乾燥した場所に保管し、完全に乾燥した状態で再度組み上げて作業完了になります。
内部はには水分が目視はできませんでしたが明らかに水の跡がありまが、お客様は水に落としたような事は無いとおっしゃいていました。実は、水に落としていなくとも水没する事はあるんです!!次の章でその仕組みについて解説致します!
iPhoneだけでなく、多くのスマホでは耐水加工がされておりますが、この耐水加工は粘着剤や耐水テープなど、非常に簡易的な物で時間とともに劣化します。
iPhoneの場合は画面とフレームの間に耐水テープと呼ばれる粘着性のテープが貼ってあり、これがある事で水が掛かったり一瞬水に落ちたりしても内部に水が入りにくいようになっております。
しかし、このテープはApple公式からも注意喚起がある様に、耐水性を永続させる事ができる物ではありません。特に、熱や湿気はこのテープを著しく乾燥させ劣化させてしまいます。どのような環境下で劣化するかというと、風呂場です。
iPhoneに防水ケース等対策をせずに風呂場に常習的に持ち込んでしまうと、すぐに耐水テープが劣化し内部に湿気や水分が侵入してしまいます。そのまま風呂場を出ますと、外気温との差で内部に結露が生じ、液体の水がカメラレンズの内側に見えるという事です。カメラレンズの内側についているという事は、そこがたまたま見えるだけであって他の箇所にも結露は絶対に発生しています。
そのまま使用してしまうと、いつ内部の水分が基盤に到達して端末が起動不可、文鎮化するかは時間の問題です。
当店にて水没復旧作業(分解清掃、水分除去)が可能ですので、ぜひお気軽にご相談くださいませ!
iPhoneが防水スマホであると勘違いされているお客様があまりにも多いのでここで注意喚起させて頂きます。
Apple公式のiPhone15Proの商品ページにはこのように記載されております。
iPhone 15 ProとiPhone 15 Pro Maxは防沫性能、耐水性能、防塵性能を備えており、実験室の管理された条件下でのテストにより、IEC規格60529にもとづくIP68等級に適合しています(最大水深6メートルで最大30分間)。防沫性能、耐水性能、防塵性能は永続的に維持されるものではなく、通常の使用によって耐性が低下する可能性があります。iPhoneが濡れている場合は充電しないでください。クリーニングと乾燥の方法についてはユーザガイドをご覧ください。液体による損傷は保証の対象になりま
この様に、Apple公式からは防水という言葉は一度も使われておりません。水分による故障は保証の対象外となっており、修理も高額になります。また、先述した様にiPhoneの耐水性は必ず劣化していくという事も記載されております。
もしもiPhoneを風呂場に持ち込むという際には、必ず防水ケースを着用したりなど対策をお願い致します。
もし水没してしまった際には、当店にて修理と耐水テープの貼り替えが可能ですのでお気軽にご来店くださいませ!!