iPhoneXRはあと何年使える?? iOSサポート終了の意味とは、、、
2024/03/01
先日、iPhoneXRの画面修理のご依頼を頂きました。
その際にお客様より、iPhoneXRがあと何年くらい現役で使用できるかという質問を頂きまして、今回はその点について詳しく解説しようと思います。
iPhoneは、2007年に初代が発売されてから、17年目に突入しました。その間、iOSが毎年スペックの向上に合わせて進化してきたのはユーザーの方ならご存じかと思います。
確かにiPhoneは、何年たっても壊れなければ動きますし、使用する事ができます。しかし、だからと言って通常使用においてICカードとして使用したり最新のアプリを動かしたりするには、それらを動かす事の出来る性能とソフトウェアが必要になります。
” iPhoneが現役で使用できる期間”とは、つまりAppleがそのiPhoneに対するiOSサポートを終了するまでの期間、または、サポート終了後、ユーザーが使用しているアプリがそのiPhoneがサポートする最新iOSで動作しなくなるまでの期間と言えるでしょう。
例えば、現在のLINEアプリの最新版を動かすには、iOS15.0以降が必要になってきます。つまり、iPhone6sやiPhoneSE初代等A9 チップを搭載した2015年以降のモデルという事になります。しかし、iPhone6sのiOSサポートは2022年発表のiOS16で打ち切られました。つまり、2024年現在、最新版のLINEはiPhone6s以降なら動作しますが、そもそも最新のiOS17がiPhoneXs以降のみで動作しますので、今iPhone6sをメイン機として使用するのは厳しいと言えるでしょう。
(参照:ヘルプセンター (line.me) )
サポート終了と聞いても、使用する分には問題ないように聞こえるという気持ちは非常によく理解できます。しかし、サポート終了とは、AppleがそのiPhoneに対するセキュリティ対策をそれ以上はアップデートしませんという意味になるんです。
サイト上やアプリ内に存在するウイルスや攻撃なども、毎年進化しています。それらに対するセキュリティや、バグ対策などがサポート終了後は行われないという事になります。これはAppleが最新のiOSへ小まめにアップデートするよう口うるさく促す理由でもあり、毎日使用するiPhoneならクレジットカード情報などもあるでしょうからアップデートは非常に大事です。
ここで今回の議題であるiPhoneXRですが、iPhoneXRは2018年にiPhoneXsシリーズと共に発表されたモデルです。現時点では最新のiOS17に対応しています。しかし、昨年のiOS16でiPhoneXRの1世代前であるiPhoneXとiPhone8がサポートから外されてしまいました。つまり、iOS18かiOS19発表時、つまりあと一年か二年でサポート終了となる可能性が非常に高いです。そのため、現役機種として安心して使用できる期間は、長くても後2~3年という事になるでしょう。
サポート終了した端末は、過去の物となり、物置にしまわれてしまうかと思いますが、そんな端末にも、古いからこその今ではなくなってしまった特徴のなどがあったりするんです。
例えば、イヤホンジャック。
iPhone6sを最後にiPhoneから姿を消してしまいました。翌年のiPhone7と共にAirPodsの発表もありましたから、Appleの戦略的には非常に合理的な判断と言えますが、有線ヘッドホンを使用したいという方も一定数いらっしゃることは事実です。
そういった方がiPhone6sをプレイヤーとして使用しているケースは非常に多くあります。
また、iPhone5までの様なコンパクトさも巨大化がトレンドの今では決して見られない物です。たしかにあのサイズと重量感は、プレイヤーとしては一番良いかもしれませんね。
当店にも、サブ機として使用しているiPhone6sやiPhoneSE(初代)のバッテリー交換などのご依頼を頂くことがかなりあります。
もちろん古い機種の修理も即日完了致しますので、是非お気軽にご来店くださいませ!!
ネットからのお問い合わせ・ご予約も可能ですので是非ご利用ください!